アメリカツアーで熱狂的なファンを魅了した田中秀道
身長166センチ、体重62キロとプロゴルファーとしては決して体格に恵まれているとは言えない田中秀道氏ですが、彼のスイングはフォロースルーの先でスピードが上がる力強さがあり、そのプレーは多くのファンを魅了してきました。
そして彼は躍動感溢れるプレーを見せる半面、人柄は謙虚で大変礼儀正しく、取材記者に対しても丁寧に対応する心配りを見せるという人物です。
そのような田中秀道氏は1971年3月29日生まれの広島県出身で、ゴルフを始めたのは11歳の時でした。
最初の練習場所は自宅の裏にある空き地というエピソードがあり、同郷のプロゴルファー倉本昌弘氏に憧れたのをきっかけにプロの道を目指します。
そして、1991年の10月には念願のプロ入りを果たし、4年後にはフィリップモリス・チャンピオンシップでツアー初優勝を飾ります。
次々と日本ツアーでタイトルを獲得して10勝を挙げると、2001年秋にはアメリカPGAツアーのQスクールに合格し、翌年からはアメリカツアーの正式メンバーとなって、約5年間スピード感のあるダイナミックなプレーで多くのコアなファンを惹きつけてきました。
出場するツアーのギャラリーには、果敢なプレーに心を動かされ熱狂的に応援するようになった大柄なアメリカ人男性たちが、彼のトレードマークであるアリンコのデザインのTシャツをお揃いで着て応援する場面もよく見られました。
このように豪快なプレーを見せ続けてきた田中氏ですが、腰を痛めて2007年に帰国し、年齢による体の衰えやプレッシャーなどとの兼ね合いの中、今なお諦めない姿勢で前に進んでいこうとしています。
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カテゴリー:男子プロ