多方面で活躍する異色のゴルファー坂田信弘とは
現在、ゴルファーとしてだけでなく、多方面で活躍する坂田信弘は、熊本県出身で1947年10月生まれです。
身長180センチという長身で、同年代の選手の中では、恵まれた体格の持ち主といえます。
尼崎の高校から京都大学の文学部に進学するほど優秀な成績だったのですが、在学中に親に不幸があり、残された家族に仕送りするため、1969年に自衛隊に入隊したというエピソードを持っています。
1971年陸上自衛隊を任期満了し、退職後はプロゴルファーを目指して、栃木県の鹿沼にあるゴルフクラブで研修生活を送りました。
そして、1972年に愛知県に拠点を移し、1975年28歳の時にプロテストに合格します。
プロゴルファーになるまで様々な道を通ってきましたが、その時の経験が後々生かされることになりました。
プロ転向後は、しばらくツアープロゴルファーとして活動していましたが、1984年からはトーナメント生活を送りながら執筆活動も開始します。
1988年にはツアー初優勝をしますが、坂田信弘の才能は作家やレッスンプロとして活動し始めてから開花したのでした。
自衛隊出身で厳しい指導を受けたこともあり、彼自身スパルタの指導で知られていますが、多くの有名ゴルファーを輩出しており、名指導者としての評価が高いです。
また作家として原作をしている漫画では、独自の人生訓のセリフが描かれており、これも様々な経験を積んだ彼ならではのものといえるでしょう。
1993年からはジュニアゴルフ塾を設立し、後輩の指導にあたっています。
こうしたゴルフ界への功績は評価され、1996年にはゴルフ界特別功労賞を受賞しました。
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カテゴリー:男子プロ